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因為我還是很無聊  心情低落不想做任何事  所以潛心在漱石的世界裡  這兩天翻了第二夜

第二夜更加難翻  而且同樣搞不清楚發生什麼事(跟看電影的時候一樣莫名奇妙)

所以 下面的翻譯還是看看就好  我覺得還是看原文最能感受到漱石生動的描述






第二夜
 

こんな夢を見た。 夢見了這樣的夢 



和尚の室を退がって、廊下伝いに自分の部屋へ帰ると行灯がぼんやり点っている。片膝を座蒲団の上に突いて、灯心を掻き立てたとき、花のような丁子がぱたりと朱塗の台に落ちた。同時に部屋がぱっと明かるくなった。 

從和尚的僧房退出後,沿著走廊回自己的房間時,紙燈模糊的亮著。一邊的膝蓋撞到座墊上方,挑亮燈芯時,丁香油像花一般啪嗒的從紅色架子上掉下。同時間房間一下子變亮了。



襖の画は蕪村の筆である。黒い柳を濃く薄く、遠近とかいて、寒むそうな漁夫が笠を傾けて土手の上を通る。床には海中文殊の軸が懸っている。焚き残した線香が暗い方でいまだに臭っている。広い寺だから森閑として、人気がない。黒い天井に差す丸行灯の丸い影が、仰向く途端に生きてるように見えた。

拉門的畫是出自蕪村(注:与謝蕪村,江戶中期詩人、畫家)之筆。畫著遠近、濃淡不一的黑色柳樹,似乎很冷的漁夫將草帽斜放,橫越過堤防上。地板上懸掛著海中的文殊菩薩畫軸。燃燒剩下的線香在暗下來時仍然很臭。寺廟寬廣,杳無人聲。黑色的天花板映著圓形紙燈的圓形燈影,一向上仰望就彷彿看見其生動的樣貌。



立膝をしたまま、左の手で座蒲団を捲って、右を差し込んで見ると、思った所に、ちゃんとあった。あれば安心だから、蒲団をもとのごとく直して、その上にどっかり坐った。 

半跪著,左手將座墊捲起來,右手插進去一看,果然在我想的那個地方有那個東西。既然有就心安了,將坐墊放回原本的樣子,一屁股坐回上面。



お前は侍である。侍なら悟れぬはずはなかろうと和尚が云った。そういつまでも悟れぬところをもって見ると、御前は侍ではあるまいと言った。人間の屑じゃと言った。ははあ怒ったなと云って笑った。口惜しければ悟った証拠を持って来いと云ってぷいと向をむいた。怪しからん。 

「你是武士,武士是不可能悟道的」和尚如此說著。看我一附不管怎樣都無法悟道的樣子時,又說「你又不是武士,你是人渣」。「哈哈!生氣啦!」,他笑著說,「不甘心的話就把悟道的證據拿來。」突然又轉身回去。真是怪人。 



隣の広間の床に据えてある置時計が次の刻を打つまでには、きっと悟って見せる。悟った上で、今夜また入室する。そうして和尚の首と悟りと引替にしてやる。悟らなければ、和尚の命が取れない。どうしても悟らなければならない。自分は侍である。 

在隔壁大廳的地板擺著的坐鐘下一刻敲鐘前,我一定要悟道給你看。悟道之後,今天晚上在進去僧房。然後用和尚的首級還換我誤出來的道。沒有悟出道來沒辦法取和尚的命。不管怎樣一定要悟道。因為我是武士。 



もし悟れなければ自刃する。侍が辱しめられて、生きている訳には行かない。綺麗に死んでしまう。 

如果無法悟道,我就切腹自殺。士可殺不可辱。要死也要死的漂亮。



こう考えた時、自分の手はまた思わず布団の下へ這入った。そうして朱鞘の短刀を引き摺り出した。ぐっと束を握って、赤い鞘を向へ払ったら、冷たい刃が一度に暗い部屋で光った。凄いものが手元から、すうすうと逃げて行くように思われる。そうして、ことごとく切先へ集まって、殺気を一点に籠めている。自分はこの鋭い刃が、無念にも針の頭のように縮められて、九寸五分の先へ来てやむをえず尖ってるのを見て、たちまちぐさりとやりたくなった。身体の血が右の手首の方へ流れて来て、握っている束がにちゃにちゃする。唇が顫えた。

正這麼想著,手又不知不覺的伸入坐墊下。然後抽出紅色刀鞘的短刀。用力握住刀柄,將紅色的刀鞘拿掉,冰冷的刀刃讓昏暗的房間閃了一點光芒。有這麼厲害的東西在身邊,應該可以速速逃掉。接著,將集中力都專注在刀鋒,一點一點聚集殺氣。我什麼也不想的將怨念像針頭那樣縮小在尖銳的刀刃上,看著尖銳的怨恨直到29公分的刀刃前,突然唰地刺下去。右手腕流出血來,握著的刀柄變得黏糊糊的。嘴唇在顫抖。



短刀を鞘へ収めて右脇へ引きつけておいて、それから全伽を組んだ。――趙州曰く無と。無とは何だ。糞坊主めとはがみをした。

將短刀的刀鞘收到右臂下,然後繼續跪坐悟道。--趙州曰「無」。「無是什麼鬼啊!臭和尚!」我氣的咬牙切齒。 



奥歯を強く咬み締めたので、鼻から熱い息が荒く出る。こめかみが釣って痛い。眼は普通の倍も大きく開けてやった。 

因為很用力的咬著牙,鼻子劇烈的呼出熱呼呼氣息。太陽穴好痛。眼睛張的比平常還大好幾倍。 



懸物が見える。行灯が見える。畳が見える。和尚の薬缶頭がありありと見える。鰐口を開いて嘲笑った声まで聞える。怪しからん坊主だ。どうしてもあの薬缶を首にしなくてはならん。悟ってやる。無だ、無だと舌の根で念じた。無だと云うのにやっぱり線香の香がした。何だ線香のくせに。 

看得見掛軸。看得見紙燈。看得見草蓆。和尚那顆藥罐頭也清清楚楚的看得見。就連開口嘲笑的聲音也聽得見。真是奇怪的和尚。不管怎樣也要取下那個要罐頭。要悟道。舌根唸誦著「無啊,無啊」。雖然嘴裡唸著無,還是聞到線香的味道。搞什麼啊,竟然是線香。 



自分はいきなり拳骨を固めて自分の頭をいやと云うほど擲った。そうして奥歯をぎりぎりと噛んだ。両腋から汗が出る。背中が棒のようになった。膝の接目が急に痛くなった。膝が折れたってどうあるものかと思った。けれども痛い。苦しい。無はなかなか出て来ない。出て来ると思うとすぐ痛くなる。腹が立つ。無念になる。非常に口惜しくなる。涙がほろほろ出る。ひと思に身を巨巌の上にぶつけて、骨も肉もめちゃめちゃに砕いてしまいたくなる。

我突然不管自己的頭說要不要,拿拳頭敲了敲自己的頭。臼齒咬的嘎嘎響。腋下也出汗了。脊樑好像變成一根棒子。膝蓋的關節也突然痛了起來。心想膝蓋摺疊會有影響嗎。但是仍然很痛。很痛苦。幾乎快說不出「無」了。想要唸出來但是立刻又感到很痛。超級火大。變的沒有雜念。變得非常不甘心。眼淚也啪答啪答掉下來。只覺得身體好像撞上巨大的岩石,骨頭和肉都要碎掉了。 



それでも我慢してじっと坐っていた。堪えがたいほど切ないものを胸に盛れて忍んでいた。その切ないものが身体中の筋肉を下から持上げて、毛穴から外へ吹き出よう吹き出ようと焦るけれども、どこも一面に塞がって、まるで出口がないような残刻極まる状態であった。

即使如此,也忍耐著坐著。比起想要忍耐的念頭,胸口充滿著苦悶。這些苦悶在身體裡的肌肉中由下往上抬升,從毛細孔往外吹,急躁的想往外吹,但另一方面卻阻塞住了,簡直就像是沒有出口那般殘酷至極的狀態。



そのうちに頭が変になった。行灯も蕪村の画も、畳も、違棚も有って無いような、無くって有るように見えた。と云って無はちっとも現前しない。ただ好加減に坐っていたようである。ところへ忽然隣座敷の時計がチーンと鳴り始めた。 

這時候頭變的怪怪的。紙燈、蕪村的畫、草蓆、架子的隔板都好像若有似無一般。雖說如此,「無」一點也沒有出現在眼前。只是好好的坐著。這時候突然旁邊坐墊的時鐘響了起來。 



はっと思った。右の手をすぐ短刀にかけた。時計が二つ目をチーンと打った。
 

心想,「蛤?」。右手立刻拿起短刀。時鐘敲了第二下。



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